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北海道キャンプのツーリングの旅            7月29日~8月7日  

更新日:2021年10月29日

はじめに


私自身、こういった書き物は大変苦手(文才の無さでるわかると思いますが)ですが、当クラブのHPも立ち上げ今後も皆さんに投稿もお願いする事もあり、まず自ら先陣を切り旅日記なるものをしたためる事にしました。写真を中心にコメントを入れていますが,詳細を読まれたい方はファイルを添付しております。


いつ頃からか仕事を辞めたら北海道をキャンプをしながら自転車で回れたらとただ漠然と考えてました。定年が近づくにつれ、なんだかんだとやりたい事が増え出したがそのうちの一つでもあります。

北海道のサイクリングコースはいろいろあり、資料を取り寄せながら考えたが北海道らしい景色、観光ポイント、発着地また安全面などを総合的に考え下記の行程(初めての場所)を予定した。今回宿泊はアウトドア好きな私としては目標でもあるキャンプをメインとしてるが、荒天時やバッテリー充電などの為に民宿、ホテルなどの施設も考えてリストアップしていった。一日走行距離も100㎞以下に押さえ無理の無いよう予備日も2日間を予定した。   当初の日程は下記の通り。


今回の旅は、65歳となりひとまずサラリーマン的にはあがりとなるわけでゆっくり温泉旅行が一般的かもしれませんが...。(まあそれはもう少し年を経て奧様帯同で)              出発してからは結構、難行苦行の旅で、走りながらも65歳のJijiiが一人でわざわざキャンプ道具を一式担いで自転車で回っている自分に対してそこまで駆り立てているもには何っ❓と自問自答の一人旅でもありました。果たして下記の予定がどんな結果に終わったか気になる方は読まずに文末に飛んでいただければ結構です。


※爽やか北海道!!とはならず初日から挫折し、予備日の2日間を最大限有効活用する羽目になるとは…(;´д`)トホホ。

                                  後藤雅彦











今回の旅のスタイルです。昔はランドナーなどのツーリング系バイクに大型のサイドバック(バニアバック)を取り付けて旅をするようでしたが、今は極力軽量な荷物でという事でバイクパッキングなどと呼ばれているそうです。ハンドルに取り付けるハンドルバーバック、フロントバック、フレームバック、サドルバックを取付け、全部で30L前後10kg前後かと思います。これに20L程度のリュックを背負っています。テント一式、シュラフ、マット、チェア、コッヘル等、バッテリー、雨具、工具一式、着替えetc. ほんとはリュックは予備と思っていましたが準備不足が露呈しました。やはり持参する荷物の選択とパッキングは重要課題であります。



Day1 7月29日(木)


Day1 7月29日(木)名古屋から留萌へ
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

北海道にはジェットスターやエアアジアなどのLCCをよく使っていたが今回初めてのAIRDO。

北海道民の為のLCCという事で過去にいろいろあったようですが今はANA傘下で快適でした。自転車梱包サイズは公式HPによると三辺の合計が203㎝です。






自転車旅のスタート地点留萌までは札幌からの輪行。早速CLASSICで一杯。

これから何杯もお世話になります。

鰊(にしん)みがき弁当は函館駅名物の駅弁。

※函館駅ではありませんが。


留萌に行くには旭川行特急に乗りさらに深川駅でJR留萌本線に乗換え終点留萌となります。

留萌には予定通り21:11に着き、この日は民宿泊。

それにしても留萌の夜は蒸し暑い!








Day2 7月30日(金)


Day2 7月30日(金)留萌~初山別
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

 走行距離、簡単な気象情報が記載されています  


ライド初日は快晴、日本海の景色を左に見ながら高揚感が高まる!









稚内までは168kmの表示。この時点では2日で行けると思ったが…。


最初の休憩地『おびら鰊番屋』。ゴミ箱が一つもない。自販機の横にもなく自転車族としては悩ましい限り。




『松浦武四郎』像 三重県松坂市出身

蝦夷地を北海道と名付けた探検家。

11時頃、道の駅『風Wとままえ』約43k地点で2回目の休憩。既に快晴などと言っている余裕はなく背後から容赦なく真夏の日差しが照り付ける。合わせて湿気が凄い。間違いなく名古屋の夏!

初山別村に入って間もなく子熊と遭遇。この頃は既に熱中症一歩手前であり陽炎?と思ったが、対向車も停車して道を譲っており間違いなく当方なすすべもなくただ茫然と固まったのみ。

想定外のアップダウンも加わりグロッキー状態。道の駅横に見つけたお風呂で休憩と思い浸かったが、もうそこから復活する気力もなくそのまま岬の湯の人になっていた。


      

           

翌朝ホテルの反対側を散歩。

何と絶景のみさき台公園キャンプ場を発見。泊まりたかったが昨日の気力ではテントも張れなかっただろうなぁ~






Day3 7月31日(土)


Day3 7月31日(土)初山別~天塩町
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

 走行距離、簡単な気象情報が記載されています

本来の宿泊予定地であった遠別町。体調が良ければ20㎞はあっという間だが。






セイコマで販売されている『ソフトカツゲン』雪印メグミルク製造販売北海道限定の乳酸菌飲料。元々は第二次大戦時に中国に駐屯していた陸軍用の栄養飲料が始まり。1956年に発売との事

※私と同じ誕生年 歴史がありますねぇ




今日も蒸し暑く、相変わらずのアップダウンの繰り返し。

12時前に目的地の天塩町に到着。まだ早いので道の駅の建物横で横になり休憩。


今回初めてのソフトクリーム。北海道に来たならソフトクリームと海鮮丼は必須であろう。

これはうまいっ

※後から知ったが天塩の宇野牧場ソフトは有名らしく物産展にも出るらしい

写真を見てもきめが細かい。

            

温泉の休憩所で読んだ新聞。                     7日連続猛暑、史上初らしい。                      暑いわけだ。まあ記憶に残って良しとするしかないですね。

おかげで麦酒CLASSICがうまい。



西日がきつく気温はなかなか下がらない。

夕方以降強風となり、夜中に自転車が倒れており出発前の悲劇に。


【鏡沼海浜公園キャンプ場】



19時22分キャンプ場から撮影した利尻富士。今回の旅ではこれ以上の姿はもう観る事はできなかった。



Day4 8月1日(日)

Day4 8月1日(日)天塩から稚内へ
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

 走行距離、簡単な気象情報が記載されています


稚内まで67㎞は普通であれば快適な距離


表現として合っているかどうか…。

景色が奥が深くてでかいという感じかな。



右の奥にオトンルイ風力発電所が見えます。


朝方は快晴でしたが…。

この頃から寂しーい雰囲気に



オトンルイ風力機

とにかく不思議な世界という印象


高さが100mという事ですがそんなにあるかなぁ。


写真を撮っててもしばらくは誰も来ない

寂しい‼‼



サロベツ原野は200平方㎞に及ぶ広大な湿原


果てしない大空と 

広い大地のその中で♬

吹きすさぶ 北風に ♬

飛ばされぬよう 飛ばぬよう ♬

松山千春『大空と大地の中で』

思わず絶叫!! 

この旅で何回唄ったか。







・とうとう、利尻富士は拝めず、ずっと裾野しか見えない

・ただ一直線の荒涼とした原野を走る。ここは地球か別の星か

小雨と向かい風の中、ノシャップ岬へ。

とてもゆっくり立って風景を見る余裕もないほどの強風が吹き荒れていた。




ライダー、チャリダー御用達の『からふと食堂』で生うに丼をいただく。

贅沢‼ でもちょっとくどいかな。








稚内市は最北端という事で定番の撮影スポットです。







Day5 8月2日(月)


Day5 8月2日(月)稚内から猿払へ
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

 走行距離、簡単な気象情報が記載されています


『正式名称稚内港北防波堤ドーム』

北埠頭が樺太航路の発着場として使われていた時に波の飛沫がかかるのを防ぐために1936年に完成したもの。

北海道大学を出て3年目の土屋実氏の設計。

その時代に何とも不思議な建築物です。





 

稚内を出てからすぐに雨が降り出し、そのうち北風が吹き荒れ、最果てに向かうにはぴったりの演出である。(;´д`)トホホ


『チュールリー♬チュールリーララ♬』

口ずさむのは、森昌子か石川さゆりか、はたまた

八代亜紀?




北風が強く海が荒れている


あと16kmがなかなか進まない!








日本最北端の地、結構苦労したのでやっとたどり着いた感はある。さすがに写真を撮っていただいた。

悪天候の中でもここでは絶対に外せない撮影スポットである。






ここから間宮さんは2度も樺太探検に行かれたとの事です。




さすがに生きては帰れないと思い故郷から墓石を取り寄せこの地に立てたとの事です。

※左下


Day6 8月3日(火)


Day6 8月3日(火)猿払から枝幸町へ
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※興味ある方は稚拙な文ですが上記の添付ファイルをご覧ください

 走行距離、簡単な気象情報が記載されています



左の碑はインディギルカ号遭難者慰霊碑 S14年ソ連の貨物船が遭難し700名以上が亡くなった。それでも猿払村の人は総出で約人400人もの人を救ったとの事。

道の駅さるふつ公園にて


上は、苫小牧⇒留萌⇒稚内⇒網走とこの設備で向かう若者の自転車。

バス停で宿泊との事。

下は、リヤカーで徒歩日本一周中の年配者。  ここまで来るといろんな人がいます。


暑さにくじけなければここのキャンプ場に泊まる予定でしたが…。やはりいいロケーションでした。また今度。







季節はずれか平日のせいか人はいませんでした。








ウスタイベ千畳敷キャンプ場とハマナス交流広場キャンプ場はコロナの影響で閉設となっていた。

宿はすべて満室で道の駅での野宿も覚悟したが・・・。


ここから想定外の事が起き、まったくの初対面であった左のNさん宅にお世話になる事になる。

大学時代の友人T君と初対面のNさんには感謝!感謝!の言葉しかない。






Day7 8月4日(水)

 

Day78月4日(水)枝幸町から雄武町へ
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 お世話になったNさん宅を出発。

一宿一飯の恩義を忘れることなく。

本日は雄武町(おうむちょう)の

日の出岬キャンプ場

網走まで164㎞まできたがやはりあと一日は欲しい!

















【日の出岬キャンプ場】

4時40分の日の出。ネーミングの通りいい感じで日の出が拝めた。

キャンプサイトも高台にあり、オホーツク海の見晴らしもよく満足できるキャンプ場であった。何せ大好きなお風呂が近くにあり、ゆったりとした休憩所があるのがいい。



Day8 8月5日(木)


Day8 8月5日(木)雄武町から網走へ レンタカー輪行付き
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雄武町から興部町(おこっぺ)までの峠超えは土砂降りの雨に

峠の下りは道路の水が川のように流れハンドル操作に気を使った。




セイコマートの筋子おにぎり。

けっこうファンがいる。






紋別市内のまるとみ食堂。

何となく飛び込んだが結構観光客でにぎわいを見せていた。











紋別市のカニの爪 オブジェ

高さ 12m


流氷観光船のガリンコ号

例年1月から3月頃に流氷を砕きながら走る観光船です。

ただ最近は温暖化のせいで流氷も少なくなっているとの事です。



紋別空港から網走市まではレンタカー輪行。どうしても網走市内では所要を済ませるためにはまる1日必要で苦肉の策となった。





Day98月6日(金)


Day9 8月6日(金)網走市内 能取岬
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お世話になった呼人浦キャンプ場。無料で景色は最高なんですが…











能取岬(のとろ)

オホーツク海に突き出た岬で最高の眺望景観でした。


今回の旅では名所がいずれも雨または曇りだったので感激もひとしおでした。



このような場所なのでCM、映画のロケ地になっています。


ex.『南極料理人』堺雅人など






網走監獄の入り口

本物ではありません。






網走駅にて

刑期を終えた人たちに

網走駅の立て看板は『この縦書き看板のように、横道にそれることなく真っ直ぐに進んでほしい』との意味が込められているとの事です。



Day10 8月7日(土)

Day10 8月7日(土)最後の日 女満別空港
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網走東横インから女満別空港までラスト30Km   快晴だが最後の日も異常に暑い


見えにくいがメルヘンの丘と書いてある。このような景色は旭川周辺の内陸部に多そうだが今回の旅では初めての光景でいかにも北海道らしい



最後のセイコマートで有名な北海道メロンソフトをいただく。









札幌千歳空港での乗継便。遅れる事もなくほぼ定刻通り中部国際空港についた。


旅の結果



今回の旅の予定と走行結果です。サイクルコンピュータが壊れていたのでデータはRoadBike(runtastic)というスマホ用アプリを使用しています。

累計距離は490.7Km 獲得標高は3,365ⅿ

今回は海辺の道を選択したのでこれほど(3,365m)累計標高があるとは想定外でした。

特に初日に熱中症もどきになったのは、やはりアップダウンで605m登っていたという事でしょうか。

計画では距離ばかり気にしていたので今後は気をつけなければと。

ただ基本的には脚力のなさを自覚。わがチームの先輩たちはおそらくはもっと距離を稼いだと思われます。


最後に


◆体力・スタミナ・脚力

出発を決めた7月初めから練習を開始。そうは言っても前日まで仕事をしており、一泊二日の琵琶湖一周(ショート)程度の走り込みでは今年のような暑い北海道を乗り切るのは甘かったという事


◆旅の荷物とパッキング

 事前の琵琶湖キャンプで荷物とパッキングはある程度、実地検証と整理は出来ていたがす

 べてのバッグ、荷物を揃えての検証は抜けており、その意味では準備不足が初日に露呈し、

 全行程に影響したと思われる。


◆苦しい時の励まし

 スポーツをされている方は分かっていると思出来ればとしい時に応援されると何故か急に

 力が湧くことがありますよね。北海道ではバイクライダーが多く、気持ちよさそうに我々

 チャリダーを追い抜いていきます。向かい風の中、激坂の時、彼らが左手の親指を立てて

 ハンドサインをしてくれます。それが頑張れっ‼と言っているようで不思議と元気になり

 ペダルが軽くなるのです。ありがとうございました。


◆風呂とビール🍺は最高

 やはり、体を動かしてへとへとに追い込んだ後のお風呂はサイコー❕

 ビールは飲むより吸い込む状態が一番うまい❕と ...わかりました。


◆ソロかグループか

 初めての10日間もの一人旅でした。勝手気ままな自由行動の旅の良さを満喫。でもグル

 ープでのライドの良さも充分わかっているので両方経験できればと思います。

 初日のライドはグループであればもっと頑張り、距離が延びていたと思います。


◆65歳 自己満足の旅

 一時は本当に途中で帰ろうかと思うような事もありましたが、取り敢えず無事にケガもな

 く帰還できたことをうれしく思っています。なぜそこまでするの?っていう単純な疑問が

 残ると思いますがいい回答が見つかりません。

 この旅では、反省点も多々あり個人的にも、このチームの今後のライドの企画においても何

 か活かせることがあるのではと思っています。

 北海道はまだまだサイクリングコースはいっぱいあります。体力、脚力を付けてまた挑戦

 したいと思います。


                完










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